価値観の違いで疲れたあなたへ──関係がやわらぐ3つのステップ

「価値観が違いすぎて
もう話すのも疲れた…」

そんな思いを抱えながらこのページにたどり着いたあなたへ。

何度も話し合ったのに
また同じことでぶつかってしまう。
 
「なんでわかってくれないの?」とモヤモヤがつのるたびに
自分ばかりが我慢しているような気がする──。

一方で

「ケンカしたいわけじゃないのに」

「もっと穏やかに話せたらいいのに」と

ため息まじりに
距離を感じている方も
いるかもしれません。

まわりには
なかなか相談できず
検索して
やっとこの記事に
たどり着いてくれたあなた。

 その行動に
まずは
心から拍手を送りたいと思います。

実は

夫婦に
「価値観の違い」があるのは
ごく自然なことなんです。

どんなに
仲のいいふたりでも
育った環境や
考え方が
まったく同じってことはありませんから。

どうしてこんなにわかり合えないの?──あなたが感じている「しんどさ」とは

「こんなに一生懸命伝えているのに、なんで届かないんだろう」
 
「どうして、あの人は平気でそんなことを言えるんだろう」

そんなふうに
心のどこかで
戸惑いを感じながら
過ごしている方は
少なくありません。

あなたが真剣に話しても
相手にはその重みが
伝わっていないように思えたり
 
大事にしていること
「そんなの気にしすぎだよ」と
軽く流されるようなことがあると

 それだけで
まるで価値観そのものを
否定されたような気持ち
になるものです。

そうした
やりとりが続くうちに

「この人とは合わないのかも」と

心の中に小さな距離が
生まれていく──

そんな経験も
あるのではないでしょうか。

「どうしてわかってくれないの?」
 そんな気持ちが湧いてくるとき

もしかしたら──
 心の奥では
「本当は、わかり合いたい」って
どこかで願っているのかもしれません。

だからこそ

何度も同じことで
ぶつかってしまうし
我慢する日々に疲れてしまう。
 
お互いにとって
正しいと思っていることが
違うからこそ
歩み寄ろうとするたびに
すれ違ってしまう。

でも

そんな苦しさを
抱えているのは
あなただけじゃありません。
 
実は

同じように
悩んでいるご夫婦は
とても多いんです。

そもそも
夫婦は価値観が違って
当たり前

「もっとちゃんと話し合えば
分かり合えるはず」

 「本当に気が合う人なら
言わなくても伝わるはず」──

そんなふうに思っていませんか?

たしかに

理想の夫婦像って
「自然とわかり合える関係」だったりしますよね。
 
でも
実際は
そんな「理想通り」にはいかないから
苦しくなるんです。

なぜなら

夫婦は
「まったく別の人生を歩んできた2人」が
ひとつ屋根の下で暮らしているから。

育った家庭も違えば
親との関係
学校での経験
働き方や
お金や人生に対する価値観──
 
どれをとっても
まったく同じ人なんていないんですよね。

結婚したからといって
自動的に考え方が
そろうわけでも
好きなことが
一致するわけでもありません。
 
むしろ違って当然。

違うからこそ
最初は戸惑ったり
ぶつかったりするものなんです。

「こんなに違うなんて
失敗だったのかも…」と
落ち込んでしまう前に

ちょっとだけ
視点を変えてみてください。

夫婦とは
「同じになること」ではなく
 「違いを知り
どうすり合わせていくかを
学ぶ関係」です。

そのことに
気づくだけでも
少し心がラクになる人が
たくさんいます。

すれ違いを減らす、たった3つの歩み寄り方

価値観が
違うのはふつうのこと。
 
だからこそ

大事なのは
「どう向き合うか」の
ほうなんです。

ここでは
すれ違いを減らして
関係がちょっとラクになる
3つのコツをお伝えしますね。

①「わかってほしい」と思う前に、「きいてみる」から始めてみる

つい

自分の気持ちをわかってもらいたくて
言葉が
どんどん強くなってしまうことってありませんか?
 
でも

相手だって同じように
「わかってほしい」と
思っていることが多いんです。

そんなときこそ

いったん
「きく側」に
回ってみるのがおすすめです。

たとえば
 
「どうしてそう思ったの?」
 
「それって、いつ頃から感じてた?」

 みたいに
相手の気持ちの背景を
やわらかくきいてみる。

そうすると

不思議と
こちらの話も
受け入れてもらいやすくなったりするんですよ。

②「こっちが普通でしょ?」じゃなくて、理由を添えてみる

「私だったら絶対こうするのに」
 
「ふつう、そういうときはこうするでしょ?」──

言いたくなる気持ち
よくわかります。

 でも

それを言えば言うほど
相手は心のシャッターを
閉めちゃうかもしれません。

だって
「ふつう」って
人それぞれですから。

それよりも

「自分がそう思う理由」を
ちょっと添えてみてほしいんです。

「私がこれを大事にしてるのは
前にこういう経験が
あったからなんだ」
 「昔こういうことがあって
気にするようになったのかも」

そう伝えることで
「ああ、そういうことだったんだ」って
相手も少しずつ
理解してくれるようになります。

③「違う」ところばかりじゃなく、「同じ」を見つけてみる

価値観の違いって
気になりはじめると
止まらなくなってきますよね。
 
でも

あえて
「似てるところ」
「同じ気持ち」に
目を向けてみるのも
すごく大事です。

たとえば
 
「子どものことを大事に思ってる」
 「ちゃんと話せる関係でいたい」
 「できるだけ穏やかに過ごしたい」

そんな「共通の想い」が
あることに気づけると
不思議と会話の雰囲気も
やわらかくなってきます。

「違うけど、そこだけは一緒」
 
それが
ふたりの安心の土台になることも
よくあるんです。

それでも、そう思えないあなたへ

でも、そう言われても──
 
「どうせまた分かってもらえない」って思ってしまうこと
ありませんか?

こっちは
ちゃんと向き合おうとしてきたつもりなのに
いつも報われないような感じがして

 「なんで私ばっかり…」って
どこかで心が疲れているかもしれません。

あるいは
「これ以上話して、またケンカになったらイヤだな」って
 
もう自分の気持ちを
出すことすら
怖くなっている方も
いるかもしれません。

だからこそ
「価値観の違いを受け入れる」とか
「関係は育てていける」なんて
言葉が
 きれいごとに
聞こえることだって
あるんですよね。

でもね

だからこそ
まずはほんの一歩だけでいいんです。
 完璧に受け入れるとか
大きく変わる必要なんてありません。

「ちょっとだけ、聞いてみようかな」
 「今日は少しだけ、自分の気持ちを話してみようかな」

その
「ほんのちょっと」の行動が
思っている以上に
大きな変化につながっていくことがあります。

価値観が違うからこそ、ふたりの関係は育つ

価値観が違うと

つい

「どうしてこんなに合わないんだろう」って
落ち込んでしまいがちですよね。
 
でも実は

違いがあるってことは
それだけ「持ってる視点」が
ふたり分あると
いうことでもあるんです。

たとえば

あなたが気づけないことに
パートナーは
ちゃんと気づいてくれていたり。

あなたにない考え方を
パートナーが持っていて
それが家族の安心や成長に
つながっていたり。

ぶつかるたびに
しんどくなる関係ではなくて

 「なるほど、そんな見方もあるのか」って
学び合える関係に
なることだってできるんです。

違うからこそ
お互いを補い合える。

違うからこそ
一緒に成長していける。

そんな夫婦のかたちも
あっていいと思いませんか?

関係を変えたいあなたへ──セブンラボからのメッセージ

ここまで
読んでくださったあなたは

きっと
 
「なんとかしたい」という
思いを胸に
たくさん悩んで
考えて
 
それでもまだ
あきらめたくないと
感じている方なのだと思います。

関係に悩むというのは
それだけ
相手のことを
大切に思っている証拠です。

本当にどうでもよくなったら
悩むことすら
なくなってしまいますから。

だから

今「しんどい」と
感じているその気持ちは
 ふたりの関係を
もう一度
見直す「きっかけ」に
なるかもしれません。

わたしたちセブンラボでは
 福岡を拠点に
結婚40年の妻とともに
夫婦カウンセリングを
行っています。

30代の子育て世代のご夫婦が
自分の気持ちに向き合い
 
それを
「伝わるかたち」で
届けられるように
やさしく伴走しています。

「どうせ話してもムダ」
 「ちゃんと伝えても、またすれ違うだけ」

そんなふうに感じている
あなたにこそ

 「ちゃんときいてもらえる経験」をしてほしいと思っています。

ほんの少しだけ
勇気を出して。

もしよかったら
わたしたちにお手伝いさせてくださいね。

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投稿者プロフィール

山口 晃歓
山口 晃歓
公認心理師(登録番号 第45405号)
一般社団法人メンタルヘルス協会上級心理カウンセラー
日本マイブレス協会認定ブレスプレゼンター