性格が合わない?価値観が違う?それでも「声をかける」理由

性格の不一致、価値観が合わない、コミュニケーションがうまくいかない、そして子どもへの影響……。

そんな夫婦の悩み、実は「おはよう」と「おやすみ」の一言が変えるきっかけになるかもしれません。

福岡で夫婦カウンセリングを行っているセブンラボとして、日々いろんなご相談を受ける中で感じる「あいさつの力」について、今日はお伝えしたいと思います。

夫婦の関係が冷え込んでいたり、話すことが減っていたりする人にこそ、読んでほしい内容です。


「あいさつなんて意味あるの?」と思ってませんか?

結婚して何年もたつと、毎日のあいさつってつい省略しがちになりますよね。

「おはよう」も「おやすみ」も言わなくなって久しい。
それでも生活はまわるし、別に問題ないと思ってる。

でも、それって本当に問題ないんでしょうか?

実はこの「あいさつの有無」が、夫婦の心の距離に大きく関係してるんです。


あいさつには「つながり」を感じさせる力がある

あいさつは、ただの言葉じゃありません。
相手の存在を「ちゃんと認識してますよ」って伝える、大切なサインです。

例えば、朝「おはよう」って言われるだけで、「今日も一緒に一日を始めるんだな」って思えませんか?

夜「おやすみ」って言われると、「一緒に今日を終えた」って感じられたり。

たった一言でも、心の中では「自分は大切にされてる」とか「ちゃんとつながってる」って感じるものなんです。


会話が減ってる夫婦こそ、まずはあいさつから

セブンラボに来られるご夫婦の中には、こんな声がよくあります。

「会話がほとんどなくなりました」
「話すとケンカになるから、もう何も言わない」
「このままでいいのか不安」

そんなとき、まずお願いするのが「あいさつだけでも再開してみましょう」ということ。

無理に長い会話をしようとしなくていい。
でも、朝と夜のたった一言を習慣にすることで、確実に関係性がやわらかくなるんです。


子どもにも伝わる、夫婦のあいさつ

あいさつは、子どもにも大きな影響を与えます。

夫婦がおたがいに「おはよう」「おやすみ」と声をかけ合う様子を見て、
子どもは「あ、パパとママは仲がいいんだな」と感じます。

それは子どもにとって、大きな安心感になります。

逆に、ピリピリした空気の中であいさつもない家庭では、
子どもは「なんとなく不安」「家にいるのが落ち着かない」と感じてしまうことも。

つまり、たった一言のあいさつが、子どもの心の安定にもつながるんです。


あいさつが生む「きっかけ」の力

「おはよう」「おやすみ」のあいさつは、会話のきっかけにもなります。

たとえば——
「おはよう」→「今日は何時に出るの?」
「おやすみ」→「明日ちょっと早いんだよね」

そんなふうに、あいさつから自然とコミュニケーションが広がっていくことってありますよね。

まずは言葉を交わす。その一歩が、沈黙していた関係を少しずつ動かしていくんです。


大げさじゃなく、関係は一言で変わっていく

「そんな一言で変わるわけない」って思いますよね。

でも実際、セブンラボでサポートしてきたご夫婦の中にも、
「あいさつを再開したら、なんとなく家の空気がよくなった」
「久しぶりに夫と笑って会話できた」
そんな変化を実感された方がたくさんいます。

大げさじゃなく、一言の積み重ねが関係を変えるんです。


まずは3日、試してみてください

「おはよう」と「おやすみ」だけ。
まずは3日間、試してみてください。

目を見て、やさしい声で言ってみる。
それだけで、きっと相手の反応も少し変わってきます。

続ければ続けるほど、その効果は大きくなります。
そして、言う自分自身の気持ちも、少しずつあたたかくなっていくはずです。


最後に:夫婦関係の悩みは、一人で抱えないで

性格の不一致、価値観の違い、すれ違い、ケンカ……。
夫婦の悩みって、本当にいろいろありますよね。

でも、一人でがんばりすぎないでください。

福岡のセブンラボでは、夫婦カウンセリングやセミナーを通して、
「また話せる関係」をつくるお手伝いをしています。

あいさつの再開も、関係修復の大事な第一歩。
気になった方は、ぜひ一度ご相談くださいね。

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投稿者プロフィール

山口 晃歓
山口 晃歓
公認心理師(登録番号 第45405号)
一般社団法人メンタルヘルス協会上級心理カウンセラー
日本マイブレス協会認定ブレスプレゼンター