そのイライラの正体は、さみしさかも。スマホばかりの夫・妻との向き合い方

性格の不一致や価値観が合わない、コミュニケーションがうまくいかない…そう感じたとき、子どもへの影響も気になってしまいますよね。

福岡市にある夫婦カウンセリングのセブンラボのコラムです。

今回は、「スマホばかり見てるパートナーにイライラしてしまう」というテーマでお伝えしますね。

「またスマホ…」「私といるのに、なんでずっとそっち?」
そんなふうに感じると、つい冷たい言い方になったり、ケンカに発展しちゃったり…。

でも、その裏にある感情に目を向けてみると、夫婦の関係って変わっていくんです。


スマホに夢中な夫・妻を見て、あなたはどう感じていますか?

まず、イライラの正体をちょっと分解してみましょう。

「無視されている気がする」「自分には興味がないのかも」「大事にされてない?」
そんな思いが、心のどこかにありませんか?

実はこの「イライラ」、ただの怒りじゃなくて、さみしさわかってほしい気持ちが隠れていることが多いんです。

だから、「なんでスマホばっか見てるの!」と怒る前に、自分の気持ちをちょっと整理してみると、伝え方も変わってきます。


性格の不一致?価値観の違い?本当にそうかな

セブンラボに相談に来られる方からも、「性格が合わないんです」とか「価値観が違いすぎて…」というお話、よく聞きます。

でも実は、その「ズレ」の正体は、コミュニケーションのすれ違いだったりします。

たとえば、夫は「家にいる間くらい、頭を休めたい」と思ってスマホを見てるだけかもしれないし、
妻は「一日の出来事を共有したい」「一緒に笑いたい」と思ってるかもしれない。

どちらが悪いわけでもなく、ただ気持ちの届け方・受け取り方が違っているだけなんですよね。


子どももちゃんと見てますよ

夫婦の空気って、子どもにもしっかり伝わっています。
パパとママがスマホ越しに会話していたり、なんとなくピリピリしていたり…。
そんな状態が続くと、子どもは「自分が悪いのかな」と感じてしまうこともあるんです。

だからこそ、お互いがちゃんと気持ちを伝え合って、あたたかい空気をつくることが、子どもの安心にもつながっていきます。


スマホにイライラしたときの対処法3つ

じゃあ、どうすればこのモヤモヤを少しでも解消できるのか。
すぐに実践できるポイントを3つご紹介しますね。

①「見てほしかったな」と正直に伝える

「なんでスマホばっかり!」ではなく、
「今日ね、○○があって、聞いてほしかったな」って、自分の気持ちをそのまま伝える。
怒り」ではなく「さみしさ」をベースに話すと、受け取られ方が全然違いますよ。

②「スマホ見ない時間」を一緒に作る

たとえば、夜ごはんの30分だけはスマホを手放す「スマホおやすみタイム」を作ってみるのもおすすめ。

最初はぎこちなくても、だんだん会話が戻ってきたりします。

③「何してるの?」って優しく声をかける

ついイライラが先に出てしまうと、言葉もトゲトゲしくなりがち。

でも、「何見てるの?面白そうだね」って声をかけてみると、そこから会話が生まれることも。

相手を責めるよりも、関心を持って近づくって、とても大事なことなんです。


大切なのは、「スマホ問題」ではなく「気持ちを分かち合うこと」

結局のところ、スマホが問題なんじゃなくて、
「私のことをちゃんと見てくれてる?」っていう心の声が、大きなカギなんです。

セブンラボでは、そんな夫婦間のすれ違いや、言いたいけど言えない想いを整理して、
お互いが“わかり合える”ようになるサポートをしています。

カウンセリングは対面だけではなく、遠方の方や小さなお子さんがいて外出が難しい方はオンラインでのご相談も受け付けていますよ。

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最後に|夫婦の会話は、ちょっとしたきっかけで変わる

スマホばかり見てる夫・妻にイライラしてしまうのは、
「もっと一緒にいたい」「ちゃんと向き合いたい」っていう前向きな気持ちがあるからこそ。

その気持ち、ちゃんと伝えていますか?
そして、相手の気持ちもちゃんと聞けていますか?

ほんの少し、言い方や聴き方を変えるだけで、夫婦の関係はぐっとあたたかくなりますよ。

夫婦関係に悩んでいる方は、セブンラボにぜひ一度ご相談くださいね。

オンラインでも対応していますので、気軽に一歩踏み出してみてください。
一緒に、すれ違いを“わかりあい”に変えていきましょう。

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投稿者プロフィール

山口 晃歓
山口 晃歓
公認心理師(登録番号 第45405号)
一般社団法人メンタルヘルス協会上級心理カウンセラー
日本マイブレス協会認定ブレスプレゼンター