親の介護を任せっきりにして、帰って来ない夫は何をしているのか不安でたまらない。

”熟年家族問題”の事例

依頼主Mさま 50代 女性 専業主婦 子ども2人(成人)
ご相談内容夫の両親とは同居生活。夫は結婚当初から、出張と言っては家を空けることが多く、家に居ないことがしばしば。そのうちに夫は徐々に帰宅しなくなる。夫は「朝早くから夜遅い仕事のせいで、他県にある出張所の事務所で寝泊まりしている」と言う。Mさんは、子育ても一段落したあたりから、夫の様子がなんとなくおかしいと思い始める。ある日、クレジットカードの利用明細に、Mさんには身に覚えない観光地での利用があることを発見。義父母の介護も担ったいることもあり、自分の知らないところで、一体何が起こっているのかと不安でたまらない。
結果気持ちの整理をしたのちに、探偵に依頼して、写真や動画で浮気の現場の証拠写真をとることに成功。Mさんは自身の経済的な能力を考え、離婚に踏み切ることはせずに、いざという時の切り札としてお守りとして持っておくとのこと。夫の行動がハッキリしたことで、ショックではあったが夫婦として今後どうするか、ゆっくり方針を考えることができるようになって良かった。

ご相談の詳細

結婚当初からMさんのご主人は単身赴任暮らしが長く、国内外に出張が多く、ご自宅にいないことが多いとのこと。単身赴任を終えてMさんご家族と同居するようになるが、ご主人は国内外の出張は頻繁であった。

仕事で家を空けることが多いだけでなく、休暇を取って海外の出張先の友人のところへ単身で出かけることもしばしば。

子育てや同居の義母義父のお世話で忙しくしていたMさんは、ご主人が頻繁に家を空けていることに意識を向ける暇がなかったが、子どもたちが社会人となりホットした時に、ふと単身赴任でもないのに、ご主人がほとんど自宅に居ないことを疑問に思うようになった。

そんな時、義父の足が不自由になってきたり軽い認知症が始まったりで、介護のことをご主人に相談したいと思うが、肝心な時にMさんのそばにご主人が居ないことに気づき、一人で悩むことが多くなりストレスがたまるばかり。

ご相談のキッカケ

ご主人が家に居ないことが多すぎると感じていた時に見た、ご主人が所有しているクレジットカードの利用明細を見ていると、ご主人が出張と言って家を空けていた日にちに、Mさんには身に覚えないホテルでの利用が記載されていた。

この時、仕事で出張しているわけではなく、誰かと旅行しているのではないかと疑念をもったことがキッカケとなった。

解決までのみちのり

Mさんはご主人が「浮気などしていない」と信じたい気持ちと、本当のことを知りたいという気持ちの間で葛藤していたので、まずは気持ちの整理をするために、これまでの経緯をじっくりお聞きしました。

気持ちが落ち着いてきたところで、本当のことを知るための手段として探偵を使うことを決断され、探偵を相談の上で目星をつけ張り込みをした結果、浮気の現場を押さえることに成功し、証拠写真と動画を撮影。

Mさんは、年齢的なことと専業主婦で経済力なないこと、離婚により住み馴れた家を出るきはないとのことだったので、離婚をすることを目的に証拠を取ったわけではなく、今後の夫婦関係の話し合いや財産分与の話しになった場合に、立場を有利にするためにお守りのように持っておくとのこと。

現在、ご主人は自宅にもどることはないけれど、住み馴れた自宅で義父の介護をしながら子どもたちやお孫さんと楽しく交流し、それなりに落ち着いた生活を送っている。