夫婦の会話が減ると、なぜ喧嘩が増えるのか

会話が減り距離を感じる夫婦。スマホを見る夫と、言葉にできない思いを抱える妻


福岡で夫婦カウンセリングをしている、山口晃歡(やまぐちてるよし)です(夫の方です)。

同じ家にいるのに
ほとんど話していない日がある。

朝はバタバタして
「早くして」だけが先に出る。

夜は疲れていて
必要なことだけ伝えて終わる。

それでも一日は終わる。

でも
ふとしたときに引っかかる。

こんなに大変なのに
全然わかってもらえていない。

きっと相手も
同じように余裕がないんだろうとは思いながら
ちょっとしたことで言い合いになる。

話していないのに、ぶつかる。


一日の始まりは会話がないまま

朝の慌ただしい時間が始まる。

お互いの姿は見ているのに
「おはよう」を言ったかは覚えていない。

出勤の準備と子どもの支度で手一杯。

気づけば、「早くして」が口癖になっている。

こんな言い方はしたくないけど
つい声が大きくなる。

また、同じことをやっている。

そして、二人とも
相手に向けた言葉がないまま、時間が過ぎていく。


これって、会話になってる?

「今日、何時?」
「ゴミ出しお願い」
「明日の予定どうする?」

やり取りはある。

でも、それで終わる。

「そうなんだ」
「うん」

それ以上、続かない。

でも
本当にわかってほしいことは話したかな。

また、ただ用件を伝えただけで終わる。


お互いが相手に興味を失ったのかも

いつからか
相手が何を考えているのか、わからなくなった。

返ってくるのは、短い言葉だけ。
話が広がることはない。

「今日、どうだった?」

そんなことをきかれたのは、いつだったろう。

だんだん
この人は私に興味がないのかもしれない、と思う。

よく考えると
私も同じように、相手を見ていないのかもしれない。

そう思いながら

そのまま、何も変えずに過ごしている。


こんな小さなことでぶつかってしまう

コップがそのままになっている。
洗濯物が残っている。

ひとつひとつは、小さなこと。

「なんで?」

言葉が出る。

相手の表情が変わる。

少し強い言葉が返ってくる。

その言い方に、また引っかかる。

言い返している。

そのあとで
こんなことで、と思う。

でも
もう止まらない。

何を話していたのか、わからなくなる。


また同じことを繰り返している

言い合いが終わらない。
どちらも、引かない。

「もういい」
「勝手にしろ」

その言葉で、終わったことになる。

次の日はまた来る。

朝になる。

「おはよう」と言ったのか覚えていない。
気づけば、「早くして」が先に出ている。

一晩経っても、昨日のことは終わってない。

でも
何も触れない。

何も変わらないまま
時間だけが過ぎていく。


あなたは、どちらを選びますか。

何も変えないのか。

それとも、あなたが変わるのか。


よくあるご質問

小さなことでケンカになるって、おかしいですよね?

小さなことのはずなのに
引っかかってしまう。

それは
お互いに十分やっていることがあるのに
それが相手に届いていない状態です。

自分はこれだけやっている
と思っているときほど
相手のしていることは見えなくなります。

その状態で向き合うと
小さなことでもぶつかるようになります。

時間がなくて業務連絡のようなやり取りしかできません。どうしたらいいでしょうか

やり取りの時間が取れなくても

その中に、相手に向けた言葉があるかどうかで変わります。

「ありがとう」
「助かった」
「お疲れ様」

そういう言葉があると
短いやり取りでも
関係は変わっていきます。

喧嘩にならないようにするには、どうすればいいでしょうか?

相手に向けて言うと
ぶつかりやすくなります。

たとえば

「なんでやってくれないの?」
「どうしてこうなの?」

そういう言い方は
相手を変えようとする形になります。

そうではなく

「これ、ちょっと困ってる」
「助けてほしい」自分の状態から話し始めると
ぶつかりにくくなります。

ここまで読んで
少しでも何かが引っかかっているなら

それは
無視できない感覚かもしれません。

ふたりの間で起きていることは
言葉にしようとしても
うまくまとまらないことが多いものです。

ひとりで考えていると
同じところを行き来してしまうこともあります。

セブンラボでは
そうした状態をそのまま持ち寄って何が起きているのかを一緒に整理していきます。

▶️「「話し合えない」夫婦のためのカウンセリング」を読む

▶️「お申込み・問い合わせ」を見る

投稿者プロフィール

山口 晃歓
山口 晃歓
公認心理師(登録番号 第45405号)
一般社団法人メンタルヘルス協会上級心理カウンセラー
日本マイブレス協会認定ブレスプレゼンター