夫婦喧嘩を繰り返す本当の理由は「愛着」にある
「なぜ、同じことで喧嘩を繰り返してしまうのか」
「なぜ、相手に拒絶されるとこれほどまでに苦しいのか」
夫婦関係の表面的なトラブルの奥には
私たちが心の土台に持っている
「愛着(あいちゃく)」のスタイルが
関係していることがあります。
特に、心の奥で
自分でもコントロールできない
「矛盾した想い」が渦巻いているとき
それは愛着の傷つきが
深く関係しているかもしれません。
- 「本当は甘えたい。
でも、信じて裏切られるくらいなら、最初から一人のほうがマシだ。近づくのが怖い。」 - 「どうしていいか分からない! 助けてほしいけれど、誰も信じられない。ただ、この場から消えてしまいたい。」
こうした一見バラバラで
激しい葛藤を抱えたまま
二人だけで問題を解決しようとするのは
とても苦しいことです。
この「愛着」という視点から
夫婦関係を見つめ直し
心の根っこにある「安心感」を共に育んでいく。
それが
夫婦カウンセリングルーム
「セブンラボ」が
最も大切にしているアプローチです。
運営するのは
山口晃歡(やまぐちてるよし)と
山口祐里慧(やまぐちゆりえ)の
夫婦(共に公認心理師)です。
専門グループでの長年の研鑽と
多くの方々をサポートしてきた経験を活かし
あなたが一歩踏み出すお手伝いをいたします。
夫婦関係が改善しない本当の理由とは
「話し合いのルールを決めたのに、すぐに破られてしまう」
「本を読んで伝え方を変えてみたけれど、相手の反応は変わらない」
夫婦関係を修復しようと
あなたは
これまで人一倍努力を重ねてこられたのではないでしょうか。
それなのに
なぜか同じ場所を
ぐるぐると回っているような
出口の見えない感覚に
陥ってしまうことがあったかもしれません。
実は
多くのご夫婦が直面する
この「行き詰まり」には
表面的な会話のテクニックだけでは
解決できない「本当の理由」が
隠れています。
性格の不一致のせいではありません
私たちはつい
関係がうまくいかない原因を
「性格の不一致」や「相性の悪さ」だと考えてしまいがちです。
しかし
どんなに相性が良いと言われる
二人であっても
心の深層にある仕組みが働くと
お互いを激しく傷つけ合ってしまうことがあります。
その仕組みこそが
本記事のテーマである
「愛着(アタッチメント)」です。
すべての土台にあるのは「心の安全基地」
愛着とは
心理学の言葉で「特定の相手との間に結ばれる情緒的な絆」のこと。
そして、私たちが
生きていく上で
不可欠な「心の安全基地」となるものです。
- 相手が自分の味方であると信じられる安心感
- 困ったときに、必ず助けてもらえるという確信
- ありのままの自分を受け入れてもらえるという感覚
この土台(安全基地)が
揺らいでいる状態では
どんなに言葉を尽くして
話し合おうとしても
心は「攻撃されるかもしれない」
「また否定されるのではないか」と
過剰に反応してしまいます。
つまり
関係が改善しないのは
あなたの努力不足でも
性格のせいでもなく
二人の間にある「安心の土台」が
少し不安定になっているせいなのです。
まずは
あなたとパートナーの心が
どのように相手に反応しているのか。
その「設計図」である
愛着スタイルを
紐解くことから始めてみましょう。
夫婦喧嘩を繰り返す人の愛着スタイルとは
愛着スタイルには
いくつかのタイプがあります。
ただ、大切なのは
名前を覚えることではなく
「ストレスがかかったときに
心がどう反応するか」という
癖を知ることです。
代表的なパターンを
日常でよく見られる
「心の動き」に言い換えてご紹介します。
あなたやパートナーに
当てはまるものがないか
チェックしてみてください。
「離れるのが不安」で追いかけてしまうタイプ(不安型)
相手の顔色や
返信のスピードに敏感で
少しでも距離を感じると
「嫌われたのではないか」
「もう関心がなくなったのか」と
強い不安に襲われます。
- よくある反応:
相手を問い詰めたり、何度も連絡をしたりして、安心を確認せずにはいられません。 - 心の奥底:
「私を見捨てないで」「もっとこっちを見て」という切実な願いが隠れています。
「踏み込まれるのが苦手」で距離を置くタイプ(回避型)
親密な話し合いや
感情をぶつけられることを
「重い」「束縛される」と感じ
衝突が起きると黙り込んだり
その場を離れたりして自分を守ろうとします。
- よくある反応:
「なんでもいい」「疲れているから後で」と、対話を避けるような態度をとります。 - 心の奥底:
「自分のペースを乱されたくない」「拒絶されて傷つくくらいなら、最初から頼りたくない」という警戒心があります。
「甘えたいけれど、近づくのが怖い」タイプ(恐れ・回避型)
「助けてほしい」という強い願いと
「でも誰も信じられない、裏切られるのが怖い」という
激しい恐怖が
心の中で同時に渦巻いている状態です。
- よくある反応:
相手に歩み寄ったかと思えば急に冷たくなったり、自ら関係を壊すような極端な行動をとったりと、自分でも予測できない反応が出ることがあります。
- 心の奥底:
「信じて傷つくくらいなら、最初から一人のほうがマシだ」という、出口のない葛藤を抱えています。
なぜ夫婦喧嘩は止まらないのか
「話し合いたいだけなのに、どうして無視するの?」
「責められていると感じて、つい黙ってしまう……」
夫婦の間で起こる
繰り返される喧嘩は
一見すると「攻撃」と「逃避」に見えるかもしれません。
しかし、愛着の視点から見ると
そこには「自分自身の心を守ろうとする懸命な反応」が隠れています。
追いかけるほど、逃げてしまう「負のループ」
最も多いのが
不安型(追いかける側)と
回避型(逃げる側)の組み合わせで起こる
「追いかけっこ」のループです。
- 不安な側が近づく:
「もっとこっちを見てほしい」という不安から、何度も問い詰めたり話し合いを求めたりします。 - 回避する側が隠れる:
踏み込まれる恐怖を感じ、自分を守るために沈黙したり、別の部屋へ行ったりします。 - さらに不安が強まる:
相手の沈黙を見て「拒絶された」と感じ、さらに激しく相手を追いかけてしまいます。
お互いに
「自分を守るため」にとっている行動が
結果として
相手の「最も怖いこと」を
引き起こしてしまっているのです。
怒りや沈黙の裏にある「本当の感情」
表面に出ているのは
「怒り」や「無関心」であっても
その氷山の下には
自分でも気づいていない
「未処理の感情」が眠っています。
- 「一人ぼっちにされて、とても寂しかった」
- 「どうせ自分なんて、役に立たない存在なんだと悲しくなった」
- 「何を言っても否定されるのが、たまらなく怖かった」
こうした「本当の気持ち」は
あまりにも脆(もろ)くて
傷つきやすいため
私たちは無意識に
「怒り」という鎧を着たり
「沈黙」という盾で隠したりしてしまいます。
喧嘩の正体は
相手を嫌いになったからではなく「どうやって自分を守ればいいか分からない」という悲鳴のようなものなのです。
夫婦関係を修復するための愛着カウンセリング
「愛着の問題」は
本を読んだり
知識を得たりするだけで
解決するのは、実はとても難しいものです。
なぜなら、愛着とは
「誰かとの関係」の中で
傷ついてきたものであり
それを癒やすのもまた
「誰かとの安心できる関係」の中で
しか行えないからです。
セブンラボでは
こうした心の深い部分にある
「安心の土台」を
再構築するためのサポートを行っています。
知識で終わらせない「体験的」なアプローチ
私たちは、単に
「あなたは不安型ですね」といった
見立てをすることを
目的にしていません。
カウンセリングを通じて
今まで一人で抱えてきた
「怖さ」や「寂しさ」といった
心の奥に溜まった未処理の感情を
安全な環境で
丁寧に取り扱っていきます。
自分でも気づかなかった
「本当の願い」に気づき
それを言葉にできるようになる。
そのプロセスを繰り返すことで
自分自身やパートナーへの見え方が
少しずつ変化していきます。
山口夫婦が二人で伴走する理由
セブンラボでは
私たち公認心理師夫婦が
それぞれの視点を活かし
お二人(またはお一人)のお悩みに向き合います。
専門グループでの
長年の研鑽に基づき
高度な専門性を保ちながらも
何よりも大切にしているのは
「ここなら何を話しても大丈夫だ」と
感じていただける安心感です。
- 誰にも分かってもらえなかった「矛盾した想い」を、そのまま受け止めます
- どちらか一方を責めるのではなく、二人の間の「悪循環」を解く手助けをします
- カウンセリングルームという場所が、あなたの新しい「安全基地」となるよう努めます
二人だけで解決しようとして
限界を感じているときは
少しだけ私たちの肩を借りてみませんか。
夫婦関係が子供に与える影響とは
夫婦関係の土台である
「愛着」が安定してくると
その安心感は
家庭全体の空気となって広がっていきます。
それは
お子さんにとっても
一生の財産となる「心の安全基地」を受け継ぐことでもあります。
- 子供の自己肯定感が育つ:
両親の間に穏やかな空気が流れていると、子供は「ここは安全な場所だ」と心からリラックスできます。
その安心感が、何かに挑戦する意欲や、自分を大切にする心(自己肯定感)を育みます。 - 対人関係のモデルになる:
子供は、両親が対話を通じて問題を解決したり、お互いを思いやったりする姿を見て、「人とどう関わればいいか」を学びます。
夫婦の愛着が安定することは、子供が将来築く人間関係の健やかなお手本になります。 - 「愛着の連鎖」をプラスに変える:
私たちが親から受け取った愛着の傷つきは、無意識のうちに次の世代へ引き継がれてしまうことがあります。
しかし、今ここで私たちが自分たちの愛着を見つめ直し、安定させていくことで、その負の連鎖を断ち切り、子供たちへ「安心のバトン」を渡すことができるのです。
「子供のために
まずは自分たちが幸せになろう」
そう思うことは
決してわがままではありません。
お二人が安心感でつながることは
お子さんの心を豊かに育てるための
何よりの教育でもあります。
よくあるご質問
-
夫婦喧嘩を繰り返すのは「愛着」が関係しているのですか?
-
はい、関係している場合があります。
夫婦喧嘩が繰り返される背景には
「安心したい」
「大切にされたい」という
愛着の欲求が満たされないことが
影響していることがあります。表面的な言い争いの奥にある
不安や寂しさに
目を向けることで
関係の見え方が
変わることがあります。
-
愛着スタイルは大人になってからでも変えられますか?
-
はい、変えていくことは可能です。
愛着スタイルは
固定された性格ではなく
これまでの人間関係の中で身に
ついた反応パターンです。信頼できる関係の中で
安心できる経験を重ねることで
安定した愛着を
後から育てていくことができます。
-
夫婦関係の問題は性格の不一致が原因なのでしょうか?
-
必ずしも性格の問題とは限りません。
実際には
安心感が揺らいだときの反応の違いが
すれ違いを生むこともあります。「相性が悪い」と決めつける前に
関係の中で何が起きているかを
見ることが大切です。
-
パートナーがカウンセリングに乗り気でなくても相談できますか?
-
はい、お一人での相談も可能です。
ご自身の反応や気持ちを
整理することで
関係の関わり方が変わることもあります。一人の変化が
関係全体に影響することは
少なくありません。
-
夫婦関係は子どもに影響しますか?
-
はい、影響することがあります。
夫婦の間に安心感があると
家庭全体の空気が安定します。ただし大切なのは
完璧であることではなく
関係を整えようとする姿勢です。
それが子どもの安心感につながります。
愛着は大人になってからでも修復できる
「幼少期の環境が原因なら
もう変えられないのではないか」 そう不安に思う方も
いらっしゃるかもしれません。
しかし、心理学の世界には
「獲得型安定(かくとくがたあんてい)」という
非常に希望のある言葉があります。
これは、大人になってからでも
信頼できる誰かとの関係を通じて
安定した愛着を
後天的に育んでいけることを意味しています。
過去の傷つきを、二人の「絆」に変える
愛着スタイルは
一生固定された呪いではありません。
- 自分の反応の癖を知ること
- 相手の行動の裏にある「怖さ」を理解すること
- 安全な場所で、閉じ込めてきた感情を癒やすこと
このプロセスを
一つずつ積み重ねていくことで
かつては「戦場」や「孤独な場所」だった夫婦の関係を
お互いにとっての
「最高の安全基地」へと
作り変えていくことができます。
また二人で笑い合える未来へ
今、あなたがこの記事を読み
現状をなんとかしたいと
願っていること自体が
関係修復に向けた大きな一歩です。
「もう一度、あの頃のようにリラックスして話をしたい」
「隣にいるパートナーに、心から安心を感じたい」
その願いを
どうか諦めないでください。
私たち山口夫婦も
公認心理師として
そして同じ道を歩むパートナーとして
あなたたちが新しい一歩を踏み出す日を
心から応援しています。
一人の力、二人だけの力で
限界を感じたときは
いつでもセブンラボの扉を叩いてくださいね。
投稿者プロフィール

-
公認心理師(登録番号 第45405号)
一般社団法人メンタルヘルス協会上級心理カウンセラー
日本マイブレス協会認定ブレスプレゼンター
最新の投稿
夫婦・離婚問題2026-02-04夫が黙る・怒る・逃げる理由
夫婦・離婚問題2026-02-02「家事も育児もやったのに」なぜ離婚?
夫婦・離婚問題2026-02-01 「夫婦カウンセリングは意味がない」の正体
不倫浮気2026-01-23不倫後の話し合いで、した側が逃げる・逆ギレする・黙る理由







