「稼ぐ妻」と不機嫌な夫。昭和から続く「お金とプライド」の連鎖を断ち切るために

【このコラムの要約】

「幸せなはずの結婚生活。でも、仕事で成果を出すほど夫との空気が重くなる……」

今、キャリアを積む女性の間で増えているのが、収入や立場の逆転が生む「令和の不協和音」です。実はこの問題、形を変えて昭和の時代から繰り返されてきた根深いもの。

私の母が大好きだった生け花の先生を辞めざるを得なかった実体験を交えながら、キャリア格差を「離婚の引き金」にせず、二人の絆に変えるための「対話のヒント」をお伝えします。

自分を押し殺して諦める前に、ぜひ最後までご一読ください。


「最近、夫との間に妙な壁がある気がする……」

「仕事の話をすると、なぜか空気がピリつく」

今、カウンセリングの現場で増えているのが、「妻の収入や仕事のステージが夫を上回ったこと」から生じる、令和特有の夫婦の不協和音です。


実はこの問題、形を変えて昔から繰り返されてきた根深いものなのです。

私が目にした、昭和の家庭での「すれ違い」


かつて私の実家でも、似たような光景がありました。

専業主婦だった母が、生け花の先生を始め、自分の力でお金を稼ぐようになった時のことです。

それまで家庭を守っていた母が外の世界で評価され、経済力を持つようになる。
すると、父はあからさまに不機嫌を撒き散らすようになりました。


結局、母はその空気に耐えかねて、大好きだった生花の先生をやめてしまったのです。

「お金」にまつわる夫婦のプライドや葛藤は、今も昔も変わりません。

ただ現代は、それがより複雑で、深刻な形で現れているように感じています。

「できる妻」には経費がかかる。それが理解できない夫の不満


バリバリと仕事をこなす「できる妻」には、役職に伴う会議や出張、人脈を広げるための懇親会や接待が欠かせません。


当然、それに見合う「美容」「洋服」「外食(交際費)」への支出も増えます。
これらはキャリアを維持するための「必要経費」です。


しかし、ここが不穏な空気の入り口になります。

家計を共にする夫から見ると、その支出が「浪費」や「自分勝手な振る舞い」に映り、ストレスを募らせてしまうのです。

帰宅が遅くなる妻。無言の圧力をかける夫の孤独


仕事が充実すればするほど、帰宅が遅くなることも増えるでしょう。

かつての昭和の夫が

「仕事だから仕方ない」
と言っていた役割を、今は妻が担っています。

一方、
家で待つ夫は、孤独感や「自分がないがしろにされている」という不満を募らせます。

  • 「なんでそんなに遅いの?」という言葉のトゲ
  • 不機嫌な沈黙
  • 家事への非協力的な態度

こうした「無言の圧力」に疲れた妻は、さらに家に帰りたくなくなり、残業が増える……。


そんな、昭和の夫婦関係が逆転したような悪循環が起きているのです。

不満が「諦め」に変わる前に、プロを介した対話を


この問題の解決策は、極めてシンプルですが、最も難しいこと。


それは「不満があるなら、ちゃんと話し合うこと」です。

私の母のように、自分の輝ける場所を諦めてしまう前に。
あるいは、お互いへの敬意を失って破局を迎える前に。

お金やキャリア、そしてプライドが絡む問題は、当事者同士ではどうしても感情的になりがちです。
だからこそ、第三者の専門家を介して、二人の「新しいルール」を作る必要があります。

メンタルブライダルチェックで「二人の正解」を見つける


セブンラボの”心音♪COCONE”の「メンタルブライダルチェック」では、私たち公認心理師が介在し、以下のステップで二人の絆を整えます。

  1. キャリア観の共有:
    妻の活躍を「家計のプラス」として、夫が心から応援できる視点を持つ。
  2. 経費の透明化:
    仕事に必要な支出を「浪費」ではなく「投資」として合意する。
  3. 対話の技術:
    感情論にならず、建設的に不満を伝え合える「一生モノのスキル」を習得する。

私の母が諦めざるを得なかった

「自分らしい生き方」を、今の時代の女性たちには諦めてほしくありません。

「最近、空気が不穏だな」と感じたら、それは二人の関係をアップデートするチャンスです。

結婚後でも結婚前でも、どのタイミングでも大丈夫です。

手遅れになる前に、一度お話しに来ませんか?

投稿者プロフィール

山口 祐里慧
山口 祐里慧
公認心理師
離婚・夫婦問題カウンセラー
性格改善セラビスト
一般社団法人メンタルヘルス協会上級心理カウンセラー
日本心理学会認定心理士
アンガーコントロールスペシャリスト
マインドフルネススペシャリスト
キャリアトランプファシリテーター
栄養士