共働きカップルにこそ「お小遣い制」がおすすめな理由

▼本記事の要約▼

「共働きなんだから、お財布は一つでいいよね」 「わざわざお小遣いを決めなくても、必要な時に相談して使えばいいじゃない」

一見、合理的で仲が良いスタイルに思えますが、実はこれ、日々の幸福度をじわじわと削ってしまう「見えない罠」かもしれません。

今回は、自立したパートナーとして歩むふたりだからこそ大切にしたい、「お小遣い」がもたらす心の余裕についてお話しします。

もしあなたが結婚前なら、それはチャンス!
今から2人の大切な話をしておくことがおススメです。
もちろん、結婚しているご夫婦にもおすすめです。

「許可を得るストレス」を「自分への信頼」に変える


毎日一生懸命働いているのに、ちょっとした贅沢……

例えば、
仕事帰りの一杯、新作のゲーム、少し高価なスキンケア、
あるいは趣味のゴルフクラブを買うたびに、

「これ、買っていい?」と相手の顔色を伺う。これは想像以上に、自尊心を削ってしまうものです。

お小遣いは、相手に気兼ねせず自分の意思だけで完結できる「自由の聖域」。

この聖域があることで、「自分の人生を自分でコントロールしている」という実感が持て、心の安定に繋がります。

具体的だから見えてくる「お小遣いの価値」

実は、セブンラボの私たち夫婦も、しっかりとお小遣いを確保するようになってから、関係がさらに良くなったと実感しています。

具体的にお小遣いをどう使っているか、少しだけ覗いてみてください。

  • 「私のおごりね」の魔法
    お小遣いを少しずつ貯めて、リッチなホテルランチで「今日は私のおごり!」とご馳走し合う。

    これは、家計(みんなのお金)から出すのとは違い、自分の労働の対価で相手を喜ばせるという行為は、贈る側も受け取る側も、その重みと喜びが格別です。


  • 自分への「攻め」の投資
    相手に相談しにくい高額なセミナー代や、マニアックな趣味の道具。

    お小遣いという枠があるからこそ、罪悪感なく「自分のアップデート」に投資でき、それが仕事の充実や家庭での笑顔に繋がっています。


  • 「なんでもない日」のサプライズ
    仕事帰りにふと見つけた、相手が好きなスイーツや季節の花。

    「家計から出すほどではないけれど、喜ばせたい」という気持ちを、自分のお財布からサッと形にできる。

    この軽やかさが、日常に彩りを添えてくれます。



以前よりも「ありがとう」と伝える場面や、お互いの存在を愛おしく感じる瞬間が格段に増えました。
このやり方、本当におすすめです。

不公平感をなくす!共働きカップルの運用ルー

納得感を高めるために、
「何をどこから出すか」の境界線をハッキリさせておきましょう。

  • 相場の考え方:
    例えば、金額で決める以外の考え方として「手取り収入の10%〜15%」など、パーセンテージで決めると不公平感が出にくくなります。

  • 項目の切り分け:
    仕事中のランチ代や1人での飲み会、完全に個人の趣味の服などは「お小遣い」。
    ふたりの外食や日々の食費は「家計」と線引きします。

結論:お小遣いは「リスペクト」の形

おふたりにとって、
お小遣いは単なる「お遊び代」ではありません。

自立した大人同士が、互いの個性を尊重し、感謝を形にするための「愛情の原資」です。

「お小遣い制=制限」ではなく、「お小遣い制=自由と感謝のツール」


そんな風に捉え直してみると、明日からの仕事や家事、そして隣にいるパートナーへの眼差しが、少しだけ優しくなるかもしれません。

【Q&A】共働きのお小遣い制、よくある疑問にお答えします。

パートナーとお小遣い額で折り合いがつかない時はどうすればいい?

まずは「固定費」と「貯金」を差し引いた余剰金を算出しましょう。
その上で、お互いの「譲れない支出(趣味や自己研鑽)」を可視化し、金額ではなく「手取りに対する比率」で調整すると、納得感が得やすくなります。

自分のお小遣いから家族にプレゼントをするメリットは何ですか?

家計からの支出は「生活費の一部」という感覚になりがちですが、自分のお小遣いからの支出は、個人の「純粋な好意」として相手に届きます。
「自分のために貯めてくれた時間と努力」が贈り物に上乗せされることで、感謝の質が格段に上がります。

共働きなのに「お小遣い制」にすると、自由に使えるお金が減る気がして抵抗があります。

実は逆です。「いくら使っていいか」の境界線が曖昧だと、無意識にブレーキをかけたり、使った後に罪悪感を抱いたりしがちです。
明確に枠を決めることで、その範囲内であれば誰にも気兼ねせず、100%自分の意思で使える本当の自由が手に入ります。


この記事を読んで、パートナーとお金の話をしてみようかな?と思えたら、まずは今週末のカフェタイムにでも、お互いの「理想の自由」について話してみてくださいね。

投稿者プロフィール

山口 祐里慧
山口 祐里慧
公認心理師
離婚・夫婦問題カウンセラー
性格改善セラビスト
一般社団法人メンタルヘルス協会上級心理カウンセラー
日本心理学会認定心理士
アンガーコントロールスペシャリスト
マインドフルネススペシャリスト
キャリアトランプファシリテーター
栄養士