家族の問題を背負う子どもたち『スケープゴート』

スケープゴートとは…


「身代わり」「生贄(いけにえ)」などの意味合いを持つ言葉で、不満や憎悪、責任を、直接的原因となるもの及び人に向けるのではなく、 立場の弱いものに向ける場合、その対象となる存在をスケープゴートなどと表現されることがあります。

ご相談の多くは…

私のお受けするご相談の多くは、家族間の人間関係の問題です。


「子どもが不登校になってしまって…困っています」
「子どもが問題行動が多く、何度も学校に呼び出されてうんざりです」
「子どもが、たびたび原因不明の体調不良になるんです…疲れます」

とか……

私も2人の子どもを育ててきたので、親御さんのお悩みはよくわかります…
ほんとにつらいし、困ってしまうし、うんざりするときもあるしで、悩みますよね。

家庭環境の歪み?

カウンセリングでよくよくお話をお聞きしていると、一見、親を困らせているように見える子どもさんの環境、つまり家族の様子やご夫婦の様子や、同居のおじいちゃんおばあちゃんを含めた、家庭環境になんらかの歪みのようなものが存在することが少なくありません。



家庭環境になんらかの歪みがある場合、子どもさんも問題だけを見ていたのでは、解決に向かうのは難しいように思います。



ズバリ言えば、家族の中に何らかの歪みがあり、問題があることを、子どもたちが自分の身を呈して問題を表面化させてくれているのです。


もちろん、わざとではありません、無意識です…

ピンチはチャンス!

子どもに問題が出た時は、その家族の問題を解決するチャンスが到来しているのだと考えてる視点を持ち、親自身の問題を解決することで、子どもの問題もだんだんと消失することがあります。


この話題に触れていると、過去にカウンセリングに通われていた女性のクライアントさんのことを思い出します。



彼女の子どもさんは、中学生の時、いわゆる不良といわれるような行動をするお子さんでした。


彼女は、お子さんのことをかなり叱責していましたが、カウンセリングを受けてゆくと、息子さんは不良行為をやめてゆくようになったのです。時間はかかりましたが…


私は息子さんと直接お会いしたこともないですし、もちろん、彼のカウンセリングはしていません。


ただカウンセリングしていったのは、お母さんである彼女なのです。


カウンセリングは、彼女と彼女のご両親との関係をテーマにした内容ばかりでした。
それと、時々テーマにあがったのは、ご主人のこと…


クライアントさんは幼少期のころの未解決の感情処理をカウンセリングで心のお掃除をし、ご主人への過去のうらみを心のお掃除してゆきました。


他にも、トラウマになったことをお掃除し…
そして、心のからくりも学んでゆきました。(心理教育といいます)


そんな取り組みをしてゆくうちに、子どもさんの問題行動は徐々に減ってゆきました。


もちろん、時間はかかりましたが、彼は今では立派な社会人です。
クスッと笑えてしますのは、今ではその息子さんは両親にお説教をするそうです…

『木を見て森を見ず』で視点を変える

あなたが子どもさんのことでずごく悩むことがあったなら…


ちょっと視点を変えてみませんか?


『木を見て森を見ず』ではなく…
視野狭く『木』ばかりに執着するのではなく…



『木の周辺の森』がどうなっているのかを、視野を広くして観察し分析してほしいのです。 


自分だけでは、よくわからないというときには、心理のプロである心理カウンセラーへご相談してみたり、各分野の専門の人たちの話に耳を傾けてみてはいかがでしょうか?


きっと新たな視点を得て、問題解決の糸口が見つかるかもしれませんよ。

『スケープゴート』にしないために

知らない間に、立場の弱い存在である子どもたちを『スケープゴート』にしないために、家族全体の問題として、とらえて欲しいものです。



幼少期からずっと、そして、大人になってまでも、元家族から『スケープゴート』にされてしまった私からのお願いです。

投稿者プロフィール

山口 祐里慧
山口 祐里慧夫婦・家族問題心理カウンセラー
一般社団法人メンタルヘルス協会上級心理カウンセラー
日本心理学会認定心理士
アンガーコントロールスペシャリスト
マインドフルネススペシャリスト
キャリアトランプファシリテーター
栄養士