夫婦喧嘩から仲直りする夫婦の思考とは?

口には出さない心の叫び


マジでほんとに嫌になる!

こんな夫婦喧嘩ばっかりで、も~~なんだんだ!!

いつもいつも…こんな感じ、毎回同じパターンじゃないか!

いっそのこと、出て行ってやる!

あ~~も~~うちの旦那、顔も見たくない!

まさに心の叫び!!
口には出しはしないけど……心の中で、こんな感じがありませんか?

私はありましたよ(笑)
(そして、きっと相手も同じことを思ってます(笑))

ほんとうに怖いのは無関心


わが家の夫婦喧嘩といえば、もちろん、一度や二度じゃありません。

そりゃそうでしょ、結婚生活40年ですもの。そりゃあるでしょ!
だって、人間だもの(笑)

まっとうな喧嘩なら、夫婦喧嘩はあっていいんです。
逆に全くないほうがまずいかもです。

夫婦関係で一番こわいのは、無関心だからです。

喧嘩は「分かって欲しい」があふれている。
とっくにあきらめていたら、「分かって欲しい」は出てきません。

夫婦関係において、「あきらめ」は「無関心」につながる残念な心理です。

まっとうな喧嘩があるなら、大丈夫。

それはあきらめていない証拠です。

喧嘩は「わかって欲しい!」の翻訳

多くの人は、夫婦喧嘩でストレスを抱えていても、心の叫びを相手に向かって口にはしません。

どうして口にしないかって??

口にしてしまったら最後かもしれないし、離婚とかまで思っているわけではないし…

ただ、わかって欲しいから喧嘩になるだけだし…。

大切な人に対して
「私のことをわかってちょうだい!!」が心の叫びに翻訳されているだけなのです。

ここでご注意!

いきおいにまかせて、心の叫びを相手にぶつけてはいけません。

特に、「なら、離婚だ!」「じゃあ、離婚よ!」

これは、後で取り返しのつかないことになることがあります。

特に、相手が我慢強くて、責任感の強いタイプの場合です。

「そんなつもりじゃなかった」が通用しないケースが多々あります。

言われた相手は、責任感をもって「離婚」という言葉に対応しようとしますから、あなたが口にする言葉には、自分で責任をもっておきましょう。

「そんなつもりじゃない」という言い訳は通じません。

解決しない夫婦喧嘩には名前がある

ちなみに、わが家の夫婦喧嘩では、心理学用語も交えて喧嘩します(^_^;)
どうしてかって? それは、早く解決したいからです。

だって、夫婦喧嘩って、エネルギーの消費が激しいです。
ほんとに疲れます。お互いにね。

喧嘩になってしまったときには、こう考えるようにしています。
「この喧嘩で、いったいどんな心理的な交流がおこっているのか?」

喧嘩しながら分析しています(笑)
それは、解決の糸口を早く見つけるために一生懸命考えます。

結構あたまを使うので、疲れますが、解決すればそのパターンの喧嘩は繰り返すことはありません。

私たちがカウンセリングで使っている交流分析では、このパターンのことを「心理ゲーム」と呼んでいます。

心理ゲームとは?

長い時間をかけた割には、解決には至らず、お互いが不快な気分で終わり、そして、それを何度も何度も繰り返す。
ゲームなら楽しいのでは?と思うかもしれませんね。

楽しいゲームなら良いのですが、後味が悪くてちっとも楽しくありません。

そのエネルギーはもっと楽しいことや建設的なこと、前向きなことに使いたいものです。

夫婦喧嘩を解決したいなら


繰り返される夫婦喧嘩になってしまって
今度こそ、繰り返しをやめて解決したいと願うなら

「心理ゲーム」この言葉を思い出してくださいね。

大丈夫!
この考え方なら、解決の糸口が見つかります。

投稿者プロフィール

山口 祐里慧
山口 祐里慧
公認心理師
離婚・夫婦問題カウンセラー
性格改善セラビスト
一般社団法人メンタルヘルス協会上級心理カウンセラー
日本心理学会認定心理士
アンガーコントロールスペシャリスト
マインドフルネススペシャリスト
キャリアトランプファシリテーター
栄養士