夫婦の気持ちが離れていくと感じる3つの段階

同じ部屋にいながら気持ちの距離が生まれている夫婦


どうして
ひとりぼっちだと感じるんだろう。

同じ時間を過ごしているのに。

同じ空間にいる。
近くにいるはず。

それなのに、そう感じる。

いつも二人でいたいと思う。
そんなときもあったのに。

気づけば
ひとりのほうを選んでいる。

そばにいるだけで
安心できたこともあったはず。

どうしてなんだろう。

このページの目次

わかってもらえたと安心する段階

人は
わかってもらえたと感じると
安心します。

言ったことが通じたとき。
気持ちをくみ取ってもらえたとき。
「そうなんだね」と受け止めてもらえたとき。

そんなとき
ひとりじゃないと感じます。

そばにいる人が
自分の気持ちをわかろうとしてくれている。

それだけで
人はほっとします。

夫婦も同じです。

わかってもらおうとして
うまく説明できないときでも。

それでも
「わかろうとしてくれている」

そう感じられるとき
人は安心します。

そしてその安心が
関係の土台になります。


わかってもらえていないと感じる段階

気持ちをくみとってもらえない。
受け止めてもらえない。

そう感じることが増えていくと
あの安心を感じられなくなっていきます。

以前と変わらず
近くにいるはずなのに。

見てもらえていない気がする。
聴いてもらえていない気がする。
気持ちを向けてもらえていない気がする。

それでも
もう一度こちらを見てほしい。
ちゃんと聴いてほしい。

そう思って
もう一度近づこうとする。

それを何度も何度も繰り返した。

でも、変わらなかった。

どうしたら わかってもらえるんだろう。

そして、
あの安心を感じられなくなった。


ひとりのほうを選ぶ段階

あの安心を
感じられなくなっていくと

変わっていくものがあります。

それは
目に見えるものではないかもしれません。

触れることも
できないかもしれません。

でも
少しずつ確実に変わっていきます。

もう一度、見てほしい。
ちゃんと聴いてほしい。

どうしたら
わかってもらえるんだろう。

そう考え続けることを
しなくなる。

気持ちはまだある。

それでも
期待することを
やめてしまう。

もう二度と
あの安心を感じることはないのかも。

すると
ひとりのほうを
選んでいた。


なぜ二人ではなく、ひとりを選ぶのか

あなたは
どんなときに「安心」を感じるでしょうか。

きっと

見てもらえている。
聴いてもらえている。
気持ちを向けてもらえている。
ひとりじゃないと感じる。

それは
ただ同じ場所にいるだけではなく
ただ言葉を交わしているだけでもない。

こちらに
気持ちを向けてもらえている。

そう感じられるとき
あなたは安心するんじゃないでしょうか。

そして
その安心が感じられない状態が
続いていくと

あなたの中でも
何かが少しずつ
変わっていったのかもしれません。

けれど
これは夫婦の中だけで
起こることではありません。

実は
人の関係の中で
昔から観察されてきたことです。

それは
世話をしてくれる大人が
何度も何度も入れ替わる環境で
育った子どもたちです。

食事はある。
衣服もある。
生活に困ることはないはず。

それでも
その子どもたちは

次第に
大人に近づかなくなっていったのです。

見てもらおうとしない。
抱きつこうとしない。

やがて
人に期待することを
やめてしまったかのようになりました。

安心が感じられない関係が続くと
そんな変化が起こるようです。


人は安心できる相手にしか近づきません

人は
安心が感じられる関係に近づき
安心が感じられない関係からは
距離を取る傾向があります。

そして、安心は
一緒にいるだけで
生まれるものではありません。

ただ言葉を交わしているだけでも
生まれません。

自分の気持ちが
大切に扱われている。

自分という存在に
関心が向けられている。

そう思えるとき
人は「近づいてもいい」と
感じるのではないでしょうか。

反対に
その安心が感じられない状態が続くと
人は少しずつ距離を取るようになります。

世話をしてくれる大人が
次々に変わっていった子どもに
起きたことと同じことが
夫婦の間でも起こっているのかもしれません。

今、あなたは
二人の間に
安心を感じていますか。

そのことに目を向けると
違うものが見えてくるのではないでしょうか。


よくあるご質問

夫婦で一緒にいるのに孤独を感じるのはなぜですか?

同じ空間にいることと
安心を感じられることは
同じではありません。

自分の気持ちが
大切に扱われている。

自分という存在に
関心が向けられている。

そう感じられるとき
人は「ひとりではない」と感じやすくなります。

逆に
その感覚が持てない状態が続くと
同じ場所にいても
孤独を感じるようになります。

大きな出来事のせいで、夫婦の気持ちが離れていくのでしょうか?

必ずしもそうとは限りません。

大きな出来事がなくても
関係の変化が
少しずつ起こることがあります。

最初は
感じていた安心が感じられないと
それを取り戻そうと
人は何度も近づこうとします。

それでも
取り戻せないと感じると
期待することを止め
気持ちが離れたように感じていきます。

コミュニケーションが悪いせいで夫婦の距離ができてしまうのでしょうか?

会話の量が原因とは限りません。

言葉を交わしていても
自分の気持ちが
軽く扱われていると
感じることがあります。

反対に
長い会話がなくても
自分に関心を向けてもらえていると
感じることもあります。

大切なのは
どれだけ話しているかよりも

そのやりとりの中で

自分が大切に扱われていると
感じられるかどうかです。

その感覚が持てない状態が続くと
人は少しずつ距離を取るようになります。

安心を感じると夫婦関係はどうなりますか?

安心を感じると
人は相手に近づいてもいいと
思えるようになります。

自分の気持ちが
大切に扱われている。

自分という存在に
関心を向けてもらえている。

そう感じられるとき
人は相手に心を開きやすくなります。

すると
話し合おうとすることや
相手の気持ちを理解しようとすることも
起こりやすくなります。

夫婦の間で
安心が感じられているとき
二人の心の距離は
とても近くなっています。

夫婦カウンセリングのセブンラボ

投稿者プロフィール

山口 晃歓
山口 晃歓
公認心理師(登録番号 第45405号)
一般社団法人メンタルヘルス協会上級心理カウンセラー
日本マイブレス協会認定ブレスプレゼンター