スマホばかりで会話がない夫・妻にイライラ|原因と心の動きを解説

スマホ 会話 ない 夫婦 福岡


隣にいるのに
スマホばかり見ている。

声をかけても、生返事。

つい
「なんでスマホばっかり見てるの?」

そう言いたくなる。

そして
「この人は目の前にいるわたしよりスマホの方が大切なのかも」
と思って
ひとりでイライラしてしまう自分がいる。

でもそれをそのまま口にしたら
きっと
言い争いになる気がする。

空気が重くなるのも
気まずくなるのも
目に見えている。

だから、言わない。

言えない
じゃなくて
言わない。

それでも
胸のあたりが
ずっと落ち着かない。

理由ははっきりしないのに
何かが引っかかったまま
離れない。

きっと
あなたも
似たような場面で
イライラしたことがあるのではないでしょうか。

もし、そうなら
少しだけ立ち止まって
考えてみてほしいんです。

そのイライラは
本当に「スマホ」が
原因でしょうか?

あなたの中で、

どんな思いが動いているのか。

どんな心の動きが
その反応をつくっているのか。

ここから
その背景にあるものを
ひとつずつ
たどっていきます。

似た感覚を
別の場面から整理したコラムもあります。

▶ 夫婦で話し合っても、関係が動かない理由

このページの目次

会話よりスマホばかりでイライラするとき

あのイライラは
「スマホを触っていること」
そのものだけを
見て起きているわけではなさそうです。

その場で
自分がどう扱われたと感じたのか。

そこで
何を受け取ったのか。

それに反応していることがあります。

そして
同じ場面でも
人によって
感じ方や受け取り方は違います。

次は
その反応が
どんな心の動きから生まれているのかを
順番に見ていきます。


会話がなくなるとき

会話が少なくなってきたと
感じるとき
「性格が合わないのかも」
「価値観が違うのかも」
と考え始める人は少なくありません。

カウンセリングの中でも
そうした言葉を
耳にすることはとても多いです。

でも実は
その「ズレ」の正体は
コミュニケーションのすれ違いだったりします。

たとえば
夫は「家にいる間くらい頭を休めたい」と思って
スマホを見てるだけかもしれないし

妻は「一日の出来事を共有したい」
「一緒に笑いたい」と思ってるかもしれない。

どちらが悪いわけでもなく
ただ、気持ちの届け方・受け取り方が
違っているだけなんですよね。

そして
その違いに気づかないまま
時間がたつと
「話さない」わけではないのに
「通じ合っていない感じ」だけが
残っていきます。

これが
「会話がなくなったように感じる」状態の正体です。


「なんでスマホ?」と言えない理由


「なんでスマホばっかり見てるの?」
そう言いたくなっても
そのまま口にできない人もいます。

その理由は
そのあとに起きそうな空気が
頭に浮かんでしまうからです。

もし
二人の間の空気が悪くなると
子どもに伝わってしまいます。

たとえば
パパとママがスマホ越しに会話していたり
なんとなくピリピリしていたり…。

そんな状態が続くと
子どもは
「自分が悪いのかな」と
感じてしまうこともあるんです。

そうならないように
言いたい気持ちを飲み込む。
ぶつかるくらいなら
自分が我慢したほうがいい
と思ってしまう。

そうやって
「なんでスマホ?」という言葉は
喉の手前で止まって
外に出ないままになります。

なぜなら
空気を悪くしたいわけじゃないし
子どもを不安にさせたいわけでもないから。

ただ
ちゃんと気持ちを伝え合って
あたたかい空気をつくりたい。

その思いがあるからこそ
言えなくなってしまうこともあるのです。


イライラの奥にあるもの

イライラは
「腹が立つ」という感情とは
少し違うところから生まれることが多いです。

その手前に
こんな気持ちがあります。

「わかってほしかった」
「ちゃんと見てほしかった」
「一緒にいたかった」

そうした思いが、
相手に届かなかったと感じたとき、
イライラという形で表に出てくる。

だから
相手の行動を直そうとしても
おさまらないことがあります。

なぜなら
スマホの使い方ではなく
その場で感じた
「大切にされていない気がした」
「ひとりにされた気がした」
という感覚に
反応しているからです。

イライラは
関係を壊したい気持ちではなく
つながりたい気持ちの
別の表れ。

そう考えると
その感情の見え方も
少し変わってくるかもしれません。


話したいのに話せない

ここまで見てきたように

イライラの奥には
つながりたい気持ちがあり

でも
空気が悪くなるのが
怖くて言えなくなり

その結果
言葉が出ない時間が増えていきます。

話したい気持ちは
消えていないのに
話せない状態だけが
残っていく。

この流れが続くと
夫婦の間には
少しずつ
「距離」のようなものが  
生まれてきます。


このイライラを整理すると

スマホが問題なんじゃなくて
「私のことをちゃんと見てくれてる?」
という心の声が
イライラの奥にあります。

そのことに気づくだけでも
「自分は何を求めていたのか」
「どんなふうに関わってほしかったのか」が
少し見えやすくなります。

イライラを抑え込むのではなく
その奥にある気持ちに目を向けて
自分の中で整理していく。

それは
自分が何を大切にしているのかを
あらためて確かめる時間でもあります。

その整理ができたとき
相手に向ける言葉も
関係の見え方も
少しずつ変わっていくはずです。


誰かと一緒に整理するという選択

スマホばかり見ている夫・妻に
イライラしてしまうのは
「もっと一緒にいたい」
「ちゃんと向き合いたい」
という前向きな気持ちがあるからこそです。

その気持ち
ちゃんと伝えられているでしょうか。

そして
相手の気持ちも
ちゃんと受け止めているでしょうか。

ほんの少し
言い方やきき方を変えるだけで
夫婦の関係は
ぐっとやわらぐことがあります。

それでも
自分ひとりでは
整理しきれないと感じたとき
誰かと一緒に考える
という選択もあります。

セブンラボでは
夫婦のすれ違いや
言いたくても言えなかった思いを
一緒に整理しながら
お互いが
「わかり合えた」と感じられるところへ
進むサポートをしています。

対面でのカウンセリングだけでなく
遠方の方や
小さなお子さんがいて
外出が難しい方には
オンラインでのご相談も受け付けています。

ひとりで抱え込まず
必要なときには
人の力を借りるという選び方も
大切にしていいと思います。

あなたのペースで
できる形から
一歩を考えてみてください。


よくあるご質問

Q1. スマホばかり見ている相手に、何も言わないままでいいのでしょうか。

言わないままでいることが
あなたの中で苦しくなっているなら
そのまま抱え続ける必要はないと思います。

ただ
「なんでスマホばっかり?」という言い方だと
責められたと感じさせやすく
かえって距離ができてしまうこともあります。

まずは
「どんな気持ちになったか」
「何を分かち合いたかったか」を
自分の中で整理してみることが
ひとつの入り口になります。. スマホばかり見ている相手に、何も言わないままでいいのでしょうか。

Q2. イライラする自分が、なんだか嫌になります。

イライラしてしまうのは
心が弱いからでも
狭いからでもありません。

その奥には
「わかってほしい」
「つながっていたい」
という気持ちがあることが多いです。

その気持ちに気づけたとき
イライラは
自分の大切にしているものを
教えてくれるサインにもなります。

Q3. 話そうとすると、どうしても空気が重くなってしまいます。

「言ったら、また雰囲気が悪くなるかも」
そう思うと
言葉を止めてしまうのも自然なことです。

無理に「話し合いの形」を作らなくても
まずは
自分の中の気持ちを
静かに整理するだけでも
次の一歩は変わってきます。

Q4. 自分なりに整理しようとしても、うまくまとまりません。

ひとりで考えていると
同じところを
ぐるぐる回ってしまうこともあります。

そんなときは
誰かと一緒に言葉にしてみることで
自分でも気づいていなかった気持ちが
見えてくることがあります。

「整理できない自分」がダメなのではなく
一人では見えにくい部分がある
というだけのことです。

Q5. どんなタイミングで、誰かに相談すればいいのでしょうか。

「このままでいいのかな」
「少し、つらくなってきたな」
そう感じたときが
ひとつのタイミングかもしれません。

大きな出来事がなくても
「違和感」のようなものが続いているなら
それをそのままにしない
という選び方もあります。




セブンラボのカウンセリングについては、 

こちらのページで詳しくご案内しています。

投稿者プロフィール

山口 晃歓
山口 晃歓
公認心理師(登録番号 第45405号)
一般社団法人メンタルヘルス協会上級心理カウンセラー
日本マイブレス協会認定ブレスプレゼンター