夫婦関係の満足度を高めるには?
コミュニケーション能力を含む対人関係能力が、最近特に、結婚の成否を決める重要な条件となってきました。
「話が合う」「よく聴いてくれ、わかってくれる」と感じ「お互いにわかり合える」ことが心理的な安定につながります。
結婚に求めるのがその「心理的安定」なのです。
あなたも、誰かによく話を聴いてもらい、わかってもらえたと思うと、安心して、心の安定を感じるでしょう。
では、あなたたち夫婦の間では、わかり合えるコミュニケーションができているでしょうか?
ロールモデルにならない親世代の先輩夫婦も多い
もしかすると、あなたはいつの間にか両親のコミュニケーションスタイルを参考にしているかもしれません。
団塊世代夫婦のコミュニケーションの詳細な研究では、妻側の要望が
「自分も相手も意見を言い、どうしたらいいか突っ込んだ話し合い」
をすることを望んでいることが明らかになっています。
一方、夫側は「じっくり相手の話に耳を傾けず」
都合が悪くなったり、気に入らなければ
「怒る」
「席を立つ」
「黙る」
など一方的に会話を中断する態度をとりがちです。
相手の話を無視し、対話を回避する<無視・回避>
命令口調や威圧など対等に対話する態度を欠いた<威圧>など、
否定的なコミュニケーションスタイルは夫で断然多いのです。
このような夫に妻は抗議することは少なく、諦めて不満を溜め込んでいきます。
そして、対等で共感的なコミュニケーションが成り立っていないと、妻側のメンタルヘルスはいろいろな形で悪い影響を受けます。
すると、妻の心理的安定と結婚満足度は低くなります。
そして、夫が無視・回避が多く共感的態度に欠けることが、妻の育児不安を強くすることも研究により、明らかになっています。
そして、共感的な応答を得られないままの妻は、孤独感を抱きます。
それも、夫がいるときに強い孤独感を抱くのです。
なぜなら、話しても通じない、無視・回避する夫は、妻にとって存在価値がなく、かえって孤独感を強めてしまうのでしょう。
この延長線上に「夫在宅ストレス症候群」があります。
もし、あなたがいつの間にか、否定的なコミュニケーションスタイルを参考にしているなら、夫婦の結婚満足度を高めるために改める必要があるでしょう。
共感的な態度にならないのはなぜ?
だれよりも話が合う
わかり合える
対等な共感を期待できると結婚して
夫婦になったのに、どうしてすれ違ってしまうのでしょうか。
それは、夫と妻の上下関係をよしとするジェンダー規範の影響が考えられます。
夫が上で、妻が下という関係が無意識に作られているのかもしれません。
妻が望んでいる共感的な態度は
◯悩み事を親身になって一緒に考える
◯元気がないとき優しい言葉をかける
◯共感しながら誠実に耳を傾ける
◯おしゃれをしたとき気づいてほめる
等です。
「愛しているから、愛してくれているから自分の気持や考えは言わなくてもわかってくれるはず」は、独りよがりでパートナーに甘えているのかもしれません。
言葉と態度で伝えなければ、伝わらないのです。
もし、あなたがもっといいコミュニケーションにして夫婦関係を改善したいと思っているなら、ぜひセブンラボにご相談ください。
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投稿者プロフィール
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公認心理師(登録番号 第45405号)
一般社団法人メンタルヘルス協会上級心理カウンセラー
キャリアコンサルタント(国家資格)登録番号20004934
日本マイブレス協会認定ブレスプレゼンター
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